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スミルノフ教授の日記・過去ログ

2002/12/25 (水)

激痛病院

メリークリスマス。新年に備えて、ちょこちょこスクリプトを書き換えています。表示のおかしい方は、ご面倒でも、何度か再読み込みをしていただけると、先生はとても有難いです。

さて、先生は最近、手術の苦痛から皆さんを守るために、麻酔科医という仕事もしています。麻酔科医は、点滴ひとつ行うにしても、細心の優しさであなたに接します。たかだが20Gほどの静脈針を刺す時にも、わざわざその前に27Gの針で局所麻酔をしたりします。下手したら、前の日からペンレスという麻酔テープを点滴予定部位に貼っておいたりします。

ああ、なんてきめ細かい優しさなんでしょう。その後、悪魔のような外科医によって胸や腹を何十センチも切り裂かれることに比べたら、点滴の針なんてほんの些細なことなのに。

いや、でも先生は、こんなの本当の優しさではないと、最近思い始めました。本当に、純粋にあなたのためを思ってやってることでしょうか。いや、違うかもしれません。完璧な麻酔をやればやるほど、どうでしたー?って聞くと、あなたから返ってくる答えはこうです。

「手術はすっごい楽だったけど、先生の注射が痛かった」

んなろー、手術がすっごい楽だったのはオレのおかげだぞー、外科医が上手いからじゃないんだ、そのオレ様に向かって、なんだその口ききはー。

そう、こんな思いをしたくない、言われる筋合いのないことを言われたくない、そんな保身の思いが根底にあるんではないかと思うのです。

ああ、先生はもう疲れました。病院に来るんだから、注射ぐらい我慢してください。いや、一歩進んで、注射楽しみにしてきてください。世の中には、激辛カレーの店に長蛇の列を作るほど、常軌を逸した辛い食べ物を好む方がたくさんいらっしゃるではないですか。でも、激辛ブームなんて昔の話です。先生は是非、激痛ブームをしかけたい。

「ちょっとー、この注射なによー、全然痛くないじゃないのーっ(怒)!!」

あー、こんな人、先生は待ってます。

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